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一般 web developer の雑記です

院試勉強総括

院試勉強の大まかなまとめをします

院試の勉強を俄かに始めたのは学部3年の秋からでした

以下流れ

 

11月 専門の分野を捨てて電気系の院に進もうと決める 

まずはとTOEIC微積の勉強

12月 ひたすらTOEICの勉強 この時点でとりあえず800点目標

1月 TOEIC本番を受けるも750前後汗常微分方程式の勉強とTOEFLの勉強を始める

2月 行きたい研究室を心に決め、東大の情報理工を受けることを決意

自大のTOEFL-ITPで力試し547点(もち、自己アピ欄に書きました笑)

3月 研究室訪問の連絡を取る

線形代数の復習

4月 2つほど研究室訪問をしに2回東京へ

ラプラス変換z変換,電気回路の勉強

5月 研究室訪問のときに存在を知った情報学環で東大院を受けることを決意

6月 研究計画をひたすら考えるために論文を読み漁る

7月 ひたすら研究計画

8月 1次への不安を抱えながらひたすら勉強

この時点でようやくアルゴリズムと交通工学,コンピュータアーキテクチャを理解w(CAは自大の院試で必要)

 

 

試験本番について(8.18~8.25)

東大1次(筆記) 2014.8.18

お盆の時期だったため交通費がバカみたいに高く

早めに行って東京には6泊7日の受験旅でした

ひたすら喫茶店やホテルで勉強。死にもの狂いでした

(の,割には上野周辺を散策など余裕かましていましたが)

本番は工学部4号館

部屋の人数はそこまでいなかったので一安心

別室も合わせたら100人くらいいたけれど…

一次試験開始

緊張しながら問題用紙を開くとなんと1問目はフーリエ変換

しかもガウス積分って...(後に存在を知る)

フーリエ級数までしか勉強しなかったことを後悔

そして2問目はなんとアルゴリズムを書かせる問題

ほとんど意味の分からないことしか書けず撃沈

3問目の選択は勉強してきた交通工学が出ずに地震に関する問題

解けるかとA,B問題を見てみると画像処理と熱力学

自信を持てるのが熱力学しかなかったのでやってみると結構簡単

最後の勉強したのは大学2年の熱波動以来だったけれど

なんとかほぼ完答(安堵)

しかし正直まともに解けたのが熱(しかも自信あまりなし)

だけだったのでこの時点で落ちたと思い

UTの友達と秋葉で遊んだり食事して福岡へ帰りました


九大1次(筆記)2014.8.21

有能な同級生から

過去問と解説のデータを受け取っていたので

なんとか専門は万全の態勢(?)で臨めました

しかし数学。。

自信を持っていたのにもかかわらず

線形・確率両者が撃沈

微分方程式は忘れかけていた完全微分方程式を危なげながら完解

お昼の専門が気が気じゃありませんでしたが

気持には謎の余裕がありました

専門はCAは過去問とほぼ同じで

ほぼ完解

アルゴリズムは小問1がまたアルゴリズムを書かせる問題で

イマドキの情報学科入試のトレンドについて行けず

テキトーなことを書くしかありませんでした汗

もう一問はデータベース

やさしい問題だったので慎重に丁寧に

ほぼ解答できました

終わってみれば専門は結構解けた(8〜9割)という実感に

数学の不出来(3〜4割)の不安が混じりあった

複雑な気持ちでした

その日は博多で遊んで帰りました


九大2次(面接)2014.8.22

当日緊張は全くなし

この日に知らされる東大1次の結果発表に

ひたすら心をざわつかせていました

しかしいざ面接会場に入ると

そこには教授が20人くらいはいらっしゃって

質問攻めにうまく対処することが要求されていることを悟り

やはり緊張しました汗

以前研究室訪問に伺った教授が質問をされて

その質問にちょっと戸惑いましたが

なんとかなりました

自分は他の専攻から来て

ある程度の試験結果を残せたのだから

受かっているだろうと正直思ってしまいました

そして帰り際に東大1次の合格を知り

浮き足で自宅へと帰りました笑

これが油断となり2次への悲劇となるのだった

東大2次(プレゼン) 2014.8.25 

正直なめすぎていました

1次の時点で落ちたと思い込んでいたので

PPTもろくに作らずに九大の院試に集中していました

そのためPPtが完成したのは

プレゼン本番の6時間ほど前でした

(上野のネカフェで深夜まで作業)

本番はというと

お偉いさんの雰囲気の5人の教授方が

薄暗い部屋(スライド投影のため)の中にいらっしゃり

そこでプレゼンという

無駄に緊張感を高めさせられる空間でした

教授「スライド1分で用意して」

でそこからほとんど頭真っ白でプレゼン

練習もろくにしていなかったため

時間内に終わらせることすらできませんでした

質疑応答も辛辣なものが多く

うまく答えられた自信はありませんでした

というか自信喪失もいいところでした

第1志望の教授がいらっしゃったのでそれが唯一の救いでした

その隣にいらっしゃった教授は結構怖かった

終始怖い顔で質問されました笑


落ち込んだまま,前の週にも世話になった

UTの友人と再び遊びに行きました

正直,ここにはもう戻ってこないだろうと

初めての中央食堂で食事をし

東大の校舎群に別れを告げてきました

 

合格発表の日はバイト(かてきょ)があったので

それが済んでから見ようと

1日緊張しっぱなしでした

心地よい緊張感で

本音を言うと1ヶ月くらい見ないでおこうかと思っていましたw

(実際には発表の掲示期限があったので見ざるを得なかったのですが)

 

長々と日記になってしまいましたが以下まとめ

 

1.東大院情報系研究室の入り口は2つ

情報理工・・・現役東大生に太刀打ちできるような

相当な学力がないと大変

数学と専門,TOEFLで決まる

因みにTOEFL-iBTで事前に受けている先輩が多かったです

学際情報学府(情報学環)・・・筆記はおそらく足切り

研究計画のプレゼン勝負!

私はこっちでした

英語は公式TOEICで代用可

 

2.志望動機,研究のコンセプトは明確に

研究計画をプレゼンするにあたって

なぜ東大院の研究室に行きたいのか

を明確にしておかないといけません

私の動機はVR技術を用いた

空間創造・デザインをしたかったことでした

しかし研究計画のコンセプトはブレブレだった気がします

そこを一貫していなかったのでいろいろ突っ込まれました

反省ですね

 

3.院試勉強と計画は早めに

3年秋でもギリギリな気がします

僕はプレゼンが主だったのであまり時間をかけませんでしたが

もし情報理工で受けるつもりだったのなら

3年はじめには猛勉強しなければ

間に合わないレベルだったと思います

出題範囲は情報理工,情報学環共に広いですが

前者の方が圧倒的にレベルが高いので

プレゼンで志望するなら

自分の専門の強みを出していきましょう

僕は建築ということもあり

空間表現に興味があるということを

前面に押し出してなんとかアピールできた気がします

 

正直筆記もプレゼンもぼろぼろな自分が

なぜ受かったのか不思議でならないのですが

筆記は1/3だけでも完答できて

プレゼンはボロクソ言われても研究計画書がしっかりしていれば

どこかの研究室に引っかかります笑

僕は第3〜5のどこかに書いた研究室になりましたが

自大はVRの研究があまり盛んでないので

東大へ行くことに決めました

受かったら受かったで入院後の実力差にビクビクしていますが

その差を埋められるように少しずつ勉強していこうと思います^_^